オートミールのこと

Category : COOKING, DIARY by takeshi

2015年02月27日

2000年、ヨーロッパを半年間旅行していた僕は、ミューズリを持ち歩いて朝食にしていた。ミューズリは何種類もの穀物やナッツ、ドライフルーツの組み合わせで、牛乳をかけて食べることで、バランスの良い栄養だし、保存食なので頻繁に買いに行く必要もなく、重宝した。朝の出発前準備にも時間がかからずストレスもない。 それ以来、日本で生活しながらも15年ほどミューズリを愛用してきたけれど、3年くらい前からグラノーラが流行り始めた。「グラノーラってなに?ミューズリと違うの?」って感じだったけれど、価格も手頃なものがスーパーに並ぶようになったので試してみた。しかしこれが甘過ぎる。そして油も多い。お菓子を食べているようで、毎日食べるような健康的な食事に感じられなかった。 こうしてグラノーラブームには乗れずに相変わらずミューズリを食べ続けていたけれど、最近何気なくオートミールを試してみたところ、案外気に入って、ミューズリに取って代わって朝食の定番になってしまった。 オーツは家畜の飼料にも使われるエンバクで、やせた土地でも育つ優れた穀物。ミューズリのなかにもオーツはたいてい入っている。そのオーツだけが商品として売っているのがオートミール。 オートミールは前にも試した事があるが、その時のはスチールカット(つぶさずに細かく切られている)のオートミールで、すごく美味しかったのだが石のように堅いオーツを柔らかくするのに20分くらいかかり、毎日は無理だなと思っていた。 今回、ミューズリにも入っている平たくつぶされたオーツを試してみたら、すぐに食べられて気軽だったし、ミューズリよりもさらに糖分が少なく質素で、火を通すので暖かく優しい感じがして、一番のお気に入りになってしまった。しかも、調べてみたらオーツって玄米よりもさらに栄養が豊富でびっくりした。 作り方は、オーツと、豆乳、好きな量のレーズンをノンスティックの小さい鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら完了。豆乳はほとんど吸収されます。茶碗によそってヨーグルトやヒマワリの種をかけて頂く。 最高なので是非試してください。 _IGP7982 _IGP7985 _IGP7988