あこがれの天山山脈
経由地のドーハを出発、アラビア半島の砂漠地帯を飛んでいたと思ったら眼下に
信じられないような高山地帯が広がりました。

見渡す限りの山々。
ホイップクリームのようにも見えるぐらいふんわりと雪が積もった山の頂もあります。
数十メートルの厚みで雪が積もっているようです。

その向こう側では、これは初めて見ましたが、氷河が始まっていました。

それにしても圧巻の景色でした。(おそらく)タミル盆地(タクラマカン砂漠)にさしかかり、
もう山はなくなるかと思ったら、盆地の向こうに一面雪に覆われたひときわ高い山が、雲海
から突き出ていました。

あとでグーグルマップなどで調べると、これは僕がずーっと憧れていた、天山山脈だという
ことがわかりました。ウイグルとカザフスタンとキルギスタンの国境にあり、シルクロード
一番の難所です。
その後も航路はまたチベットに近づき、チベットの雪どけ水が平野に流れ込んだ歴史が
つくりだした、異様な景色が続いたのでした。今は水の枯れた河川、昔の農地、町など
が印象的でした。この航路はかなりお薦めです。